インフルエンザについて

  2008~2009年

インフルエンザ予防注射の内容が決定!、流行規模は未定 ☆―

今年は新型インフルエンザの問題もあり、予防接種を受けることは非常に大切です!!

 日本ではその発生は確認されてはいないものの、東南アジアを中心に発生をしている『新型インフルエンザ』に関して、今冬は日本での流行も懸念されています。SARSや、新型インフルエンザの初期症状と、通常のインフルエンザは非常に鑑別が困難です。また、インフルエンザに罹って、免疫が落ちてしまっている状態の場合には、他の感染症に非常に罹り易くなってしまいます。是非、早めにインフルエンザの予防接種を受けておくことを、今年は強くお勧めします。

インフルエンザの症状は!?

 インフルエンザは、普通の風邪と比べ、高齢者などでは肺炎を、小児では脳炎などを引き起こす 場合もある怖い病気です。20世紀には4回の大流行を起こし(1918年のスペイン風邪など)多くの人も亡くなっています。いわゆる風邪と、インフルエンザの大きな違いは、その発症の違い であり、”ああ風邪気味だな”というゆっくりとした発症が悪化するものではなく、1~2日の潜伏期間についで、”昨日までは何でもなかったのに!”という方が、1)38度を超える発熱2)喉の痛み3)関節痛などの全身の症状 が比較的急に現れるのがインフルエンザの特徴のひとつです。また、細菌性の風邪とは異なり、汚い鼻水や、痰などがほとんど出ないことも特徴です。

インフルエンザの診断は!?

インフルエンザの診断に関しては、『簡易検査』として、喉や鼻の粘膜に綿棒を擦り付け、そこにウイルスがいるかどうかを判断する簡単な検査を行うことが出来ます。この検査でA型、B型の判断も可能であり、約20分程 で検査結果を知ることができます。

インフルエンザワクチンについて(1回打てばいいの!?、費用はどれ位!?、効果は!?)

 インフルエンザのワクチンは、その年に流行すると予想されるインフルエンザの、それも3種類のものに対して効果 (2008-2009年:A/ブリスベン/59/2007(H1N1)、A/ウルグアイ/716/2007(H3N2)、B/フロリダ/4/2006) があるように配合されています。つまり、その3種類のどれかが流行れば効果があるように作られています。
 今までは『2回法』が勧められていました。しかし様々の統計の結果、65歳以下の年齢では1回法と2回法では、明らかな効果の違いを見い出す統計は取られず、現在は1回法で充分としている機関が多い現状です。
 ただし13歳以下の年齢 においては2回法が勧められています。その理由としては、13歳以上では過去に何らかのタイプのインフルエンザに既に感染している場合が殆どで、1回の接種で充分に抗体を作りやすい状態になっているためと考えられています。
 インフルエンザワクチンの接種の費用は、65歳以下の方においては、保険診療とはならず自費となり、その費用は各診療機関で異なっていますが、目安としては、私のクリニックでは3000円で行っています。
 平成13年11月より、予防接種法が改正され、インフルエンザの予防接種に関して、各区市町村では補助の制度があり、本年は『港区』では65歳以上、および必要と判断された特殊な例に関しては『全額』公費負担が決定しています。公費負担の制度は各区市町村で異なる為、御確認下さい。接種費用は一律4500円で、またワクチンの接種は基本的に 御自身の住んでいる区市町村でなくとも、23区内であればどこで受けることも可能となっています。

 一般的に、インフルエンザのワクチンをうつことで、1回法においても7~8割の効果は期待されています。インフルエンザ自体が、普通の風邪と比べ、非常に症状が重いことが多く、他人や家族への感染力も非常に強いため、流行する前の早い時期でのワクチンの接種を、是非お勧めします。

  ”インフルエンザワクチン”を接種された後の注意点! 

インフルエンザの治療は!?

インフルエンザにかかってしまった場合には、数年前より『インフルエンザの特効薬』という薬が、その治療に用いられています。これには吸入薬や、飲み薬のタイプがあり、インフルエンザ感染の初期に用いることでウイルスの増殖を抑え、症状の明らかな軽減と、症状を有する期間を明らかに短縮することができます。ただし、この薬はインフルエンザの症状の発現から、とにかく早く、できれば24時間以内少なくとも40時間以内 に飲むことが肝心です!。上記、簡易診断の検査も可能ですので、症状が出たらすぐに医療機関を受診することが大切です。

その他に注意する点は!?

 風邪のひきはじめなどの時期にワクチンを接種すると、体の免疫反応がワクチンを作るためにも使われてしまうため、もともとの風邪の症状が強く出て、悪化してしまうことがあるので注意が必要です。その為にも、インフルエンザの予防接種は、風邪やインフルエンザのシーズンの前の、体調の良い時に受けるように心がけましょう!。

 小児のインフルエンザ感染 の際に、解熱剤を用いることで、ライ症候群という痙攣等の重篤な症状を起こすことが知られています。その為、小児のインフルエンザに対する治療には注意が必要であり、解熱剤としてアスピリンなどは用いるべきではないことに注意が必要です。通常の総合感冒薬の中には、この成分が入っているものが多く、小児の発熱の場合は必ず医師を受診することをお勧めします。

 何よりもまず、マスク(うつらない為にも、うつさない為にも重要です!)、うがい、手洗いなどで、”予防”を心掛け、辛いインフルエンザにかからないようにシーズンを乗り切りましょう!。

HOME

かかりつけクリニック

Copyright &copy 2003-2010 Ichiro Usui. All rights reserved.